and.の考え方

FDE(Forward Deployed Engineer)とは

FDE(Forward Deployed Engineer)とは、お客様の現場に入り込み、実際の業務を見ながらその場でAIやシステムの仕組みを作って試し、すぐに直しながら、現場で使われ定着するまで支援するエンジニアの職種です。

読み方は、フォワード・デプロイド・エンジニア。日本語では「現場に入り込むエンジニア」と説明されることもあります。

FDEはもともと、自社のソフトウェア製品をお客様の現場に合わせて作り込み、使える状態にするソフトウェア会社の職種です。

合同会社and.(アンド)は特定の製品に縛られず、このFDEの考え方(FDE思考)で、お客様の現場に入ります。

01背景

FDEが生まれた背景

「作って渡す」から、
「現場で使われるまで」へ。

FDEは、アメリカのソフトウェア企業Palantir(パランティア)社で生まれた職種です。技術者がお客様の現場に常駐するように入り込み、その場の課題に合わせて仕組みを作り上げます。生成AIが広がった今、「AIを入れたのに使われない」という問題を解決する役割として注目され、OpenAIやAnthropicなど海外のAI企業でも同じ職名の募集が行われています。

Palantir社は、Forward Deployed Software Engineer(FDSE)という職名を使っています(2026年10月確認。出典:Palantir社の採用ページ)。OpenAI・Anthropicの例は各社の採用ページ(OpenAI・Anthropic、2026年10月確認)によります。

02FDE思考

and.の「FDE思考」とは

FDE思考とは、FDE(Forward Deployed Engineer)の考え方をもとに、お客様の現場に入り、作って試して直しながら、仕組みが使われ定着するまで支援するという、合同会社and.(アンド)の考え方を表す言葉です。

03理由

なぜ今、
FDEが必要なのか。

何をAIに任せるかは、現場を見ないと決められない

AIに任せられる作業かどうかは、実際の作業を見て初めて分かります。FDEは現場に入り、仕事とITの両方を見て判断します。

仕事の手順は、人の頭の中にある

書き出されていない手順は、指示書だけでは伝わりません。FDEは現場で聞き取り、見える形にするところから始めます。

使われるかどうかは、使ってみないと分からない

最初から大きく作るより、小さな試作品を現場で試し、使いながら直すほうが、費用も手戻りも抑えられます。

04特徴

FDEの3つの特徴

課題の発見から定着まで、通して担う

聞き取り・設計・作る・試す・定着させるまでを同じ人が担うので、話が途中で途切れません。

自分の手で作る

提案や指示だけでなく、動く仕組みを自分で作ります。現場で出た意見を、その場で反映できます。

仕事とITの両方を見る

現場の作業の流れと、使える技術の両方を見て、何をAIに任せるかを決めます。

05比較

FDEとコンサルタント・受託開発会社の違い

助言だけでも、納品だけでもない。

経営コンサルタント
課題を整理し、改善案を報告書にまとめます。仕組みを作るのは別の会社になることが多く、提案と現場の間にすき間が生まれがちです。
一般的な受託開発会社
決めた仕様どおりにシステムを作って納品します。現場の細かい事情や例外は、最初の打ち合わせで伝えきれないと反映されません。
and.(FDEの考え方)
現場に通って業務を見ながら、その場で仕組みを作って試し、直します。現場で使われ、定着するまで支援します。

06向き・不向き

FDEが向いている仕事・向いていない仕事

向いている

  • 手作業の転記・照合・集計が多い仕事
  • 人によってやり方が違い、手順が決まっていない仕事
  • 何から手を付けるか、まだ決まっていない段階

向いていない

  • 仕様がすべて決まっていて、作って納めるだけでよい大規模なシステム
  • 作り方が法令や規格で細かく決められているもの
  • 現場の方と話す時間がまったく取れない場合

07注意点

FDEの注意点と、and.の対策

会社ごとに合わせて作り込むため、作った人しか直せない状態になりやすいという注意点があります。and.では、使い方の手順と直し方を残し、社員の方が自分たちで使い続けられるように引き継ぎます。

また、現場に入り込んで進めるため、担当の方にお話を伺う時間をいただく必要があります。

08進め方

and.の進め方(6ステップ)

  1. 現場での聞き取りと、業務の見える化現場に伺い、担当の方から直接お話を聞いて、仕事の流れを見える形にします。
  2. 業務の流れを図にする見えるようにした流れを1枚の図にまとめ、経営者と現場の皆さんが同じ図を見て話せるようにします。
  3. 「人がやる作業」と「AIに任せる作業」の切り分け人が必ず関わるべき判断と、AI・自動化に任せられる作業を見極めます。
  4. その場で設計し、試作品を作る情報の集め方や仕組みの全体像を設計し、その場で動く試作品を作ります。
  5. 現場で試して、すぐ直す試作品を現場で使っていただき、いただいた声をもとにその場で直します。
  6. 本番の仕組みにして、定着させる使いやすい形に仕上げて本番の仕組みにし、日々の仕事で使われ続けるまで支援します。

09質問

FDEについてのよくある質問

何の略ですか?読み方は?

FDEは、Forward Deployed Engineer(フォワード・デプロイド・エンジニア)の略です。直訳すると「前線に配置されたエンジニア」で、お客様の現場に入り込んで働くエンジニアを指します。

FDSEとは何が違いますか?

FDSEは、FDEとほぼ同じ役割を指す呼び方です。Palantir社ではForward Deployed Software Engineer(FDSE)という職名を使っており、ソフトウェアを作るエンジニアであることを強調した呼び方です。

一般的な受託開発会社(SIer)とは何が違いますか?

一般的な受託開発会社は、決めた仕様どおりに作って納品するのが基本です。FDEは現場に入って業務を見ながら、作る・試す・直すをその場でくり返し、現場で使われるところまで支援します。

ソリューションエンジニアとは何が違いますか?

ソリューションエンジニアは、主に提案や設計を担い、作るのは別の人に任せることが多い職種です。FDEは自分で作り、お客様の現場で動くところまで責任を持ちます。

AIコンサルタントとは何が違いますか?

AIコンサルタントは、AIをどう使うかの助言や計画づくりが中心です。FDEは助言にとどまらず、実際に動く仕組みを自分の手で作り、現場に定着させるところまで担います。

社内のIT担当者とは何が違いますか?

社内のIT担当者は、日々のパソコンやネットワークの管理など、幅広い仕事を抱えていることが多くあります。FDEは外から一定の期間現場に入り、業務の見直しと仕組みづくりに集中して取り組みます。仕組みができたあとは、社内の方が自分たちで使い続けられるよう引き継ぎます。

デメリットや注意点はありますか?

担当の方にお話を伺う時間をいただく必要があることと、作った人しか直せない状態になりやすいことが注意点です。and.では、使い方の手順と直し方を残して引き継ぎます。

どんな状態のときに相談できますか?

「AIツールを入れたが、お試しのまま」「ITと現場の両方が分かる人がいない」「何から始めればいいか分からない」といったお悩みがあれば、ご相談いただけます。会社の規模は問いません。

頼むと、まず何から始めますか?

まずは無料相談で、今の仕事の進め方とお困りごとを伺います。そのうえで、現場での聞き取りと業務の見える化から始めます。

どのくらいの期間がかかりますか?

仕組みにする業務の数や規模によって変わります。最初の聞き取りのあとに、進め方と期間の目安をご相談します。

頼むと、何が手元に残りますか?

実際に動く仕組みのほか、業務の流れを描いた図、使い方の手順、困ったときの直し方が残ります。社員の方が自分たちで使い続け、少しずつ直していける状態を目指します。

まずは、現場のお話を
聞かせてください。